
「終活のトラブルは事前対策で防げる」
「終活」という言葉が初めて登場したのは2009年。当時はまだ新しい概念であり、多くの人にはなじみのないものでした。しかし今では、終活の重要性は広く認識され、社会にしっかりと根付いてきています。とはいえ、実際に終活にしっかりと取り組めている人は、まだ少数と言えるでしょう。
例えば、次のような声をよく耳にします。


弁護士法人みお代表/弁護士。
1973年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業の年に司法試験合格。弁護士活動の初期から「終活」に関わる分野に注力し、これまで1,000件を超える遺言・相続に関する相談を受けてきた実績を持つ。遺産分割や遺留分侵害額請求に関する調停・訴訟に多数関与し、依頼者の代理人として相続人全員が納得できる解決に導いてきた。その経験から遺言や相続に関わる社会的関心の高い事件について、テレビ局のニュース番組で解説なども行う。
信条は日々相談者の困難や不安に寄り添い、頼れる存在であり続けること。
本書の構成は以下の通りです。
第1章では親子終活の基本的な考え方を紹介し、第2章では親子終活の全体像や始め方のヒントを提供します。第3章から第7章では、子どもが親の終活をサポートする方法、具体的な終活の手続きや注意点などについて詳しく説明します。
実際に親子終活を実践された方々からは、「家族の絆が深まった」「将来の不安が減った」といった前向きな声が多く寄せられています。