- これまでの業務内容
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これまでの業務内容は、労働事件(使用者側・労働者側)、交通事故(被害者側)、家事事件(離婚・相続)、破産(個人・法人)、民事再生(個人)、任意整理、債権回収、不動産関係訴訟(登記・共有物分割等)、賃貸借契約に関する紛争(明渡、未払賃料請求)、境界・騒音・電波障害などの近隣関係紛争、建築紛争等の一般民事事件及び刑事事件が大半でした。
その他、税務訴訟や傷病手当金請求等の行政事件、保全事件(不動産・売掛金)、破産管財人、成年後見人業務の補助、契約書作成、請負代金の回収、競業避止義務違反を理由とする損害賠償請求などの企業案件等の経験があります。
- 印象的だった事件
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弁護士3年目に担当した窃盗の被告人国選事件が最も印象に残っています。
被告人は、幼い頃に日本に来た韓国人で、病気のため就労ができず生活保護を受給しながら生活していたが、お金に困って数千円相当の食料品を万引きしてしまったという事案です。
被告人には身寄りはおらず、また頼る友人等もまったくいませんでした。
被告人には、窃盗前科が複数あり、過去には服役したこともあり、実刑判決となる可能性が極めて高い事案でした。
私は、本人がボランティア活動への参加を希望したことから、外国籍で学校に行けない事情を抱えた子供たちに対する学習支援のボランティア活動に参加させました。
最終的には、本人がボランティア活動を通じて社会貢献をしたことやボランティアの主催者が情状証人として出廷し、今後の監督を約束してくれたこともあり、保護観察付きの執行猶予判決を得ることができました。
本人からは今でも定期的に連絡があり、書籍を点字に翻訳するボランティアや子供に本を読み聞かせるボランティアなど、さまざまなボランティア活動を積極的に行い、ボランティア活動を通じていろんな人と交流を持つことができ、今では目的をもった生活を送れていると報告を受けています。
本人からつい先日、保護観察期間が無事に満了したとの連絡がありました。
- アピールポイント
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前1項記載のとおり、これまでは一般民事事件に携わることが多かった経験から、裁判になった場合の見通しを踏まえて、どのような解決をするのが妥当かを探求する能力を培いました。
依頼者に対する説明の仕方にも細心の注意を払い、依頼者に今後の見通しをきちんと説明した上で、依頼者が納得できる解決に至るよう心がけています。
また、自分がわからないことに直面したとき、書籍や判例等を徹底的に調べあげるとともに、自分の頭できちんと考えて、論理的に納得できる結論を導き出すことを得意としています。
- その他
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これまで大阪弁護士会の消費者保護委員会第4部会の会員として、主にPL法に関する判例検討を行い、PL法に関する知識の研鑽を行ったり、遺伝子組み替え食品の安全性や成年後見制度に関するシンポジウムの企画に参加しました。
その他、欠陥住宅110番や修習生に対する選択型実務修習の講義などを毎年担当しています。
プロフィール
大阪弁護士会所属 66期/登録番号:49576
昭和60年 |
奈良県天理市生まれ |
平成16年 |
奈良県立奈良高等学校卒業 |
平成21年 |
立命館大学法学部卒業 |
平成24年 |
大阪大学法科大学院卒業 |
平成24年 |
司法試験合格 |
平成25年 |
弁護士登録 |
令和2年 |
当法律事務所に入所 |
趣味 |
スポーツ観戦、音楽鑑賞、漫画・アニメ |
所 属 |
大阪弁護士会 消費者保護委員会 |
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