今回のテーマ
相続トラブル②
相続問題は「お金持ちの話」と思われがちですが、実際には多くの家庭で起こりうる身近なトラブルです。
特に、相続人の性格が原因で話し合いが難航するケースは少なくありません。
今回は、がめつい相続人がいるとどのような問題が起きるのか、また、具体的なトラブル例やその対処法について詳しく解説します。
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澤田弁護士 先週に引き続き、相続トラブルについてお届けします。
もめる原因としては相続人の性格が要因になることがあります。 -
詳しく教えて頂けますか?
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澤田弁護士 単純にがめつい人がいたり、金銭に細かい人がいたりします。
また、その人だけでなく配偶者がそういうケースということもあり、本人をたきつけるんですね。
がめつい人、金銭に細かい人というのは、自分に甘く他人に厳しいという特徴があります。
こういう人が相続人の中にいると他の人は大変です。 -
がめつい相続人がいるとよく起こる遺産相続トラブルはありますか?
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澤田弁護士 ①身勝手な主張をする
法律なんか関係なく、自分の思いを曲げない方ですね。
たとえば、長男である自分が全財産を相続すべきという戦前の考えを引きずり、法律が変わっていることに耳を貸さないというケースもあります。 -
それは時代錯誤も良いところですね・・・。
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澤田弁護士 ②都合の良い時だけ法定相続であることを主張して一歩も引かない
事前に取り決めた遺産に関する約束を守らない人もいます。
介護をしていた相続人の寄与分を認めず、親の世話を長女に任せる代わりに自分は遺産については辞退すると口ではいっていたが、実際に相続が発生したら約束を守らない、自分が受けた生前贈与を認めないということもあります。 -
澤田弁護士 このほかにも・・・
③自分に都合の良い内容の遺言を残させる
④財産を使い込む
⑤相続人ではない人が口を出す
などといったケースもあります。 -
こういった人たちと相続について折り合いをつけなければいけない場合、どうしたらよいでしょうか?
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澤田弁護士 こういった状況になると話し合いはまとまりませんので、弁護士にお任せください。
みおでは相続問題について、ちょっと電話で、10分間弁護士が相談に応じます。
ぜひお気軽にお電話ください。
みおのまとめ
相続はお金の問題だけでなく、人間関係が複雑に絡むため、感情的な対立に発展しやすいものです。
冷静な話し合いが難しいと感じたときには、早めに専門家へ相談することが大切です。
みお綜合法律事務所では、相続に関するちょっとした疑問でも、気軽に弁護士が相談に応じています。