今回のテーマ
親子終活〜その2〜
お盆の時期は親族が集まる機会も多く、親子で将来について話し合うきっかけにしやすい時期です。
子どもが主体となり、きょうだい同士で協力しながら親の終活を支えることが重要で、荷物整理やお金の管理といった身近なことから始め、前向きな雰囲気を大切にするのがポイントです。
今回は親子で進める終活のポイントについて紹介します。
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澤田先生、今日はどんなテーマのお話でしょうか?
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澤田弁護士 お盆ということで親族が集まる機会も増えると思います。
親子で終活を考えてみるのはいかがでしょうか? -
詳しく教えてください!
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澤田弁護士 親子で終活を進める場合は、子どもが主体となって進めることが大事です。
きょうだいがいる場合は、子ども同士で話し合う機会を持つことも必要です。 -
まずは親の今後について、子どもが意識することが重要なんですね。
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澤田弁護士 そして、お金の流れを透明化しましょう。
親に終活をうながすために、外堀を埋めることも考えましょう。
同世代の親族や友人からいってもらうだとか、祖父母の遺産相続のときの経験を聞くだとか、大変だったことを思い出してもらうのも良いですね。 -
取り掛かりやすい荷物の整理から手伝うなんてのもいいかもしれませんね。
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澤田弁護士 ぜひ、親が嫌がる可能性が高く慎重になりやすい、重いものや高い場所の整理から始めてみましょう。
「捨てて身軽になろう」ではなく「大切なものを見つけやすくしよう」など、前向きな雰囲気にするのがポイントです。 -
子どもの立場から、まずできることから始めればいいわけですね。
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澤田弁護士 寄与分を記録して公平な相続に貢献したり、日記やメモ、経済的負担の記録を残したり。
写真や動画の記録など、できることはたくさんあります。 -
トラブルを起こさずに親の預金を管理する方法はありますか?
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澤田弁護士 金銭出納帳、通帳へのメモ書き、定期的な集計などを行い、定期的に報告(情報共有)をしてもらうといいですね。
親の介護や財産管理、そのあとの相続問題。
いわば、プロジェクトとして巻き込んで一緒に取り組む意識を持つことが大切です。
誰かが主体となってやるとしても、情報共有が大切になってきます。 -
終活のご相談は、ぜひ【みお綜合法律事務所】にお電話ください。
みおのまとめ
具体的には、荷物の整理やお金の管理を一緒に行い、親に負担をかけない工夫を取り入れることが有効です。
また「捨てる」ではなく「大切なものを見つけやすくする」という前向きな言葉を用いることが、終活をスムーズに進められるポイントです。
さらに、介護や財産管理、相続までを一つの「プロジェクト」として家族で共有しながら進めてみてください。
親子で取り組む終活は、将来のトラブル防止にもつながります。
気になる方は、ぜひみお綜合法律事務所へお気軽にご相談ください。